スマホ1つで買い物ができる便利な現代社会において、アウトドアギアの購入方法は多種多様。
わざわざお店に足を運ぶことなくギアを買えちゃうってすごく楽ちんですよね♪(←筆者は1度実物を見てみないと気が済まないタチですが^^;)
ギアの購入方法はさておき、皆さま購入先って気にされてますか?
つまり、直接お店で買うにしろ、はたまたネット上で買うにしろ、購入先となるお店はどこでしょう?ってお話です。
商品にもよりますが、世の中に出回っているモノは多少なりと価格差がありますよね!?
そりゃ誰しもが同じモノなら少しでもお安く買いたいはず。
ですが、もし後々の保証内容に差があるとしたらどうでしょうか??
今回は、筆者が過去に何度かテントの修理が必要となり、正規代理店で購入していたことから無事に保証を受けることができたという経験談をお伝えします。
キャンプギアの中でもテントってお高い買い物ですよね〜
今後、テントの購入を検討されている方に向け、購入先を考える上で1つの判断材料になれば幸いです^ - ^
目次
「直営店」&「代理店」って何?
まず、具体的なお話をする前にちょくちょく耳にする「直営店」や「正規店」って何?ってことから。
直営店・・・文字どおり、あるメーカーの商品を直接経営している店舗。通常は販売している商品と同じ母体となる会社が運営している店のことで、元となる会社の意向が直接働く。
代理店・・・あるメーカーの商品を代理で販売する店舗。通常は商品の元となる会社と代理店契約を結んで販売し、経営としての直接の影響は受けない。
もっと分かりやすく、「スノーピーク」を例に大阪府の場合、りんくうやルクア イーレにあるスノーピークストアが直営店、大阪市内にあるスーパースポーツゼビオやスポーツデポが代理店と言えます。
直営店や正規代理店で購入した商品であれば、多くの場合修理などの保証は受けられるでしょう。(もちろん保証内容には差がありますが...)
しかし、購入時に保証内容が付帯しているか確認せず、価格だけにとらわれて購入した場合は修理費用が全額負担となり、後悔することになるかもしれません。
テントの破損と修理
どうしても値段が高くなりがちなテント。
もしも破損した場合はショックですが、アウトドアで使う以上、破損することはある程度想定しておくべきです。
ここからは筆者の経験談をもとに、本題に入っていきましょう(^。^)
具体例① Helinox タクティカル Vタープ
まずは、Helinox(ヘリノックス)の「タクティカル Vタープ」というテントの例から。
チェアワンなどでも知られるヘリノックス。
じつは韓国のブランドで、頑丈なポールで有名なDAC社が母体ですね。
こちらのVタープは、2024年現在廃盤になっているモデルで、いわゆるドーム型のテントです。
ヘリノックスの日本代理店は「モンベル」と「A&F」。
今回のVタープの修理については、購入先であるA&Fさんに依頼しました。
今回の破損内容は、
①ポールの繋ぎ目が一部変形し、はまりにくくなっていた。
②ポールどうしを連結するプラスチック製パーツが欠けてしまった。
というものです。
そのままではポールの変形が悪化するおそれがあったのと、プラスチックのパーツが完全に脱落しそうになっていたので、思い切って修理に出すことに!
電話でA&Fの店舗に問い合わせたところ、テントの内容物全てを段ボールに詰め、送付してくださいとのこと。
サイズの合う段ボールがなくて中々大変でしたが、なんとか詰め込んでヤマト運輸から送りました。
送付から数日後、こちらから送った段ボールに入れられ、テントが返ってきました。
所要日数ははっきりと覚えていませんが、1週間弱くらいだったかな??
こちらが思っていたよりは早かったような気がします。
修理された部分を確認してみるとキレイになっており、設営もしやすくなりました。
どうやら今回の修理内容は、ポールとプラスチック製の連結パーツともに新品に交換されていた様子。
段ボールに同封されていた修理に関する書類を見たところ、ポール2本と連結パーツの交換で6000円弱。
別途送料もかかったので、それなりの出費になってしまいましたが、お気に入りのテントがきちんと直ったので満足です(^。^)
具体例② MSR ハバハバNX
次に、MSR(Mountain Safety Research)の「ハバハバNX」というテントの例。
MSRは言わずと知れたアメリカの有名ブランド。
ちなみに、写真のハバハバNXは旧モデルで、現在はフライシートのカラーやディテールが改良されてます。
こちらのテントに興味のある方は、以下の記事をご覧ください^ ^
そして、MSRの日本正規代理店が「株式会社モチヅキ」。
筆者はモチヅキさん経由で流通しているハバハバNXを購入していたので、万が一破損した場合の保証が付いていたのです(^ ^)
実際の写真を撮り忘れたので分かりづらくて申し訳ないのですが、
今回の破損内容は、登山でテント泊した際、強風に煽られた際にテントのポールが一部歪んでしまった。
というものです。
そのまま使用するには厳しいほどの状態であり、放っておくと悪化する可能性もあったため、修理に出すことに!
まずは電話連絡し状況を伝えたところ、とても丁寧に対応方法について教えていただきました。
修理の流れとしては、
ユーザー登録番号を確認し、破損した部品(今回の場合はポール)をモチヅキさん宛て送付する。
↓
先方で修理後、折り返し部品が送られてくる。
といった感じ。
早速、テントのポールを段ボールに詰めて送付したところ、数日ほどで部品が返送されてきました。
はっきりとした日数は覚えていませんが、たしか5日ほどだったような、、、
思ったよりも早いなぁ〜という印象でした。
さすがに、こちらから送付する際は送料がかかりましたが、返送されてきたポールを受け取る際は元払いだったので配送料を支払う必要がありませんでした。
段ボールの中には修理されたポールと一緒に、今回の修理についての報告書とカタログも同封されていました。
このあたりはさすが!といった感じ(^O^)
そして、今回の修理に関する費用は0円(無料)!!
カタログを開いてみると、なんとステッカーまで!!
なんて優しいんだ( ´ ▽ ` )
もちろん肝心のポールの修理もバッチリでした!
今回は修理に出す前の写真を撮り忘れたので比較検討できませんが、歪んでいたポール1本は新しく取り替えられており、完全に復元。
さらに嬉しかったのは、修理に出す際に「念のため、歪んでいる箇所以外も点検をお願いします」と依頼したところ、繋ぎ目の部分が微妙に変形してはまりにくかったとのことで、さらに5本のポールも新しく交換していただいたこと!
あまりの好待遇に、修理に出して本当によかった〜という思いでホッとしましたね(^-^)
テント買うなら正規店がいいかも!? 必要な修理をしながら長く付き合っていこう!
今回は、筆者が経験した2つの例をお話しさせていただきました。
もちろんテントに限らず、高いお金を払って購入したギアなら壊れてほしくないですよね(´Д` )
だけど形あるもの、大なり小なりの破損はつきものです。
大切なのは修理が必要になった時、きちんと対処ができるかどうかということ。
いつも自分でメンテできればいいのですが、時にはメーカーさんに依頼したり、部品そのものを交換しないと修復できないこともあるはずです。
今回例に挙げたMSRなど、海外ブランドの場合はとくに要注意!
直接メーカーに問い合わせるのも困難ですし、保証が付いていなかった場合には全額自己負担 or そもそもギアそのものを買い換えないといけないという事態になりかねません。
あと、今回の経験で気付いたのは、保証を受けるには購入したことを証明する「ユーザー登録」が必要な場合もあるので、必ず購入したらすぐに登録作業を済ませておきましょう!
何かを買うときは、誰しも安い方がいいに決まってます。
だけど、高いモノであればあるほど、購入時に少し立ち止まって考えた方が後々メリットがあるのかもしれませんね。
いま何かを買おうと悩まれている方、今回の話をどうぞご参考までに^ - ^