キャンプでの冷蔵庫役。クーラーボックスの使い方について考えてみる。
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早いもので、アルプスなどの高地では紅葉もピークを迎え、オートキャンプも過ごしやすい季節になってきました♪

 

今回は、皆さん必ずといっていいほど使ってるであろうクーラーボックスについてのお話です。

ホントなら最もクーラーボックスが活躍する夏にご紹介しようと考えていた内容ですが、今後のキャンプのためになるのではないかと思うので、ぜひお付き合いくださいね(*^^*)

いきなり結論!キャンプで使うときに注意したいこと

最初に結論からいっちゃいます(笑)

 

クーラーボックスってモノを冷やすアイテムです。(分かりきってることですが^^;)

ですが、その使い方しだいで保冷力に差が出てしまい、できるだけ効率よく保冷庫として機能させるためには、いくつかのことを気をつけなければいけません。

 

私のこれまでの経験上、心がけたほうがいいと思うポイントは以下のとおり

外部からの熱を意識する

なんといってもまずはこれでしょう!

 

皆さんクーラーボックス自体のスペックは気にするのですが、クーラーボックスを置く場所や置き方は考えていますか??

大切なのは上からの熱と下からの熱を意識すること!

 

まず、上からの熱としては太陽による熱ですね。

真夏のキャンプ場に到着後、何となく置いたままにしたクーラーボックスの天板に触ると思わず熱っ!!なんてことありませんか?

 

それって、かなり保冷力の低下に繋がってますよ〜

ぜひ、背丈の高いテントの中に入れる or タープの下に置きましょう(^^)

 

意外と盲点なのが、時間とともに太陽光の角度が変わり、タープの下で日陰になってたはずのクーラーボックスにガンガン陽があたってるなんてことも...

面倒ですが、小さめのタープ下に置いた場合は、たまにそのあたりもチェックを。

 

 

次に下からの熱。

地熱による影響もけっこうあるもので、クーラーボックスを直に地面に置いてると、やはり保冷力低下の原因となります。

 

キャンプを始めて間もない頃は、そのまま置いてりゃええやん(゜o゜)
なんて思ってました。

でも、各メーカーさんからクーラーボックススタンドと言われるものが販売されてるには、やっぱり意味があるんです。

 

ちなみに、私はユニフレームさんの超有名アイテム「フィールドラック」をスタンドに使用しています。

コールマンのスチールベルトにもちょうどいい感じのサイズ感ですし、もう一回り小さめのクーラーボックスを使う場合は、横にちょっとした物も置けたりするので便利なんです(^^)

フタの開け閉めにもご用心

こればかりは気にしすぎると使えなくなっちゃうので仕方ない部分もありますが、モノを取り出すとき以外はフタを閉め、ハードクーラーならロックを、ソフトクーラーならチャックをしておきましょう。

要はせっかくため込んだ冷気を逃さない配慮を!
ということです。

 

とくにお酒を飲んでると面倒になりがちですね笑

翌日までつかう食材がある場合は、頑張って気にかけてください(^^)

実際の保冷力って?

これに関しては、以前にもコールマン スチールベルトの記事でちらっとご紹介しましたが、今回は保冷剤の入れ方を変えると、保冷力に差が出るのか?について試してみたいと思います。

 

 

具体的には、保冷剤をクーラーボックスの底だけに入れるパターンと、上下に配置するパターンで庫内温度を比べるというもの。

 

私の場合、いつもは保冷剤を底だけに入れ、その上にがさっと食材を放り込むスタイルです笑

保冷剤の配置の仕方で保冷力が変わるのかについては、個人的に前から気になってたことなので、参考程度に読み進めてください^_^

保冷剤を底だけに配置パターン

13時26分スタート時(外気温34.3℃)

使用したクーラーボックスは、お馴染みコールマンのスチールベルト、保冷剤はロゴスの「倍速凍結・氷点下パックL」×2&スーパーの無料の氷×2。

これらの保冷剤をすべて底に配置しました。

 

この日はキャンプに行けなかったので、クーラーボックスは自宅の玄関前に置き、なるべく直射日光は避けた状態で検証スタート!

 

 

13時58分(庫内温度25.6℃)

約30分経過後に庫内温度を見てみると、およそ10℃低下していました。

 

 

14時30分(庫内温度18.5℃)

あれからさらに30分ほど経過したときには、18.5℃まで低下。

ここまでくると、フタを開けた瞬間にひんやり感も感じられました(^^)

 

 

15時42分(庫内温度17.4℃)

その後、少しの食材とスーパーで購入した氷を入れ、スタートから約2時間経過したときは、ほぼ変化なしの17.4℃。

う〜ん 下げ止まりかぁ?
と感じながらも、そのままもう少し放置することに。

 

 

17時49分(庫内温度15.8℃)

スタートから4時間ちょっと経過したときには、庫内温度15.8℃となり、ここでフィニッシュ。

あれから少しは温度が下がったものの、まあこれくらいが限界かぁ〜というのが正直なところ(^_^;)

保冷剤を上下に配置パターン

10時30分スタート時(外気温30.4℃)

続きまして、今度はロゴスの「倍速凍結・氷点下パックL」を1個ずつクーラーボックスの上下に配置。(ガムテープで無理やりですが^^;)

使用する保冷剤の内容や数は同じで、今度はデイキャンプでのタープ下という条件で試してみました。

 

 

10時59分(庫内温度19.4℃)

こちらのパターンでも序盤は調子よく、一気に10℃ほど低下。

 

 

12時24分(庫内温度12.2℃)

その後、少しの食材とスーパーで購入した氷を追加し、スタートから約2時間経過したときには12.2℃まで低下。

1回目の検証では、2時間後に約17℃だったことを考えると、上下に保冷剤を配置したのは効果ありなのか!?

 

 

15時33分(庫内温度14.8℃)

さらに3時間放置した頃の庫内は14.8℃に。

いつの間にか時計の表記が12時間表記に変わってたのですが、夕方の15時33分です。
ややこしくてすみませんm(__)m

 

あれ...温度上がっているやん^^; と思いながらも、周りはけっこうな高温環境になってた中、それなりの回数の開け閉めをしてたことが原因だったかも。

 

 

17時41分(庫内温度10.8℃)

1回目の検証に比べるとずっと時間は経っていたのですが、せっかくなら帰宅するときまでみてみようと思い、この時間に。

すると、まさかのこの日のピークまで温度が下がってる(゚∀゚)

最後はちょっと意外な実験結果でした(^^)

アウトドアで食の安全を守る。少しの気づかいで効率よく保冷しよう!

検証といってもまったく同じ条件ではなかったため、やや信憑性に欠ける部分もあったかもしれませんが、なんとなくお分かりいただけたでしょうか?

実際、保冷剤の設置については、上下で挟むように配置するほうが保冷力はややあがるのかなぁと感じました。

 

じゃあ、食材に必要な保冷温度ってどれくらいなんだろう?
と気になったので少し調べてみたところ、

牛乳 10℃以下
肉 5℃以下

らしいですね〜(・o・)

 

それでいくと今回の庫内温度じゃ全然だめやん!って話になりますが、キャンプだと基本的にそれほど長時間の保管にはならないので大丈夫なのかなぁと。

今回は保冷剤が少なめだったので、数を増やしてみるのも有効かと思いますしね(^^)

 

かと言って、食中毒は絶対にあってはならないので、やはり庫内温度は低く保てるように配慮する必要があります。

 

ここで私が大切だと思うのは、自宅の冷蔵庫のように電気の力で積極的に冷やすのとは違い、あくまでも一定の間だけ冷たさを保つ「保冷」であるということ。

なので、当然ピークを過ぎればどんどん庫内温度は上昇し、保冷力も食の安全も保てなくなります!

 

今やクーラーボックスってたくさんのメーカーさんから出てて、種類も豊富すぎるくらいですよね^^;

冒頭でも言いましたが、ついついクーラーボックスのスペックだけに目が行きがちです。

 

でもね、あのイエティやオルカのような高級クーラーボックスだって、使い方がまずいと保冷力はガタ落ち(・_・;)

私も実際にそれらのクーラーボックスで、キャンプ初日で氷が溶けてるのを見てきました。

 

安全なキャンプのため、少しの気づかいをしてみませんか(^^)?

最後に、参考までに今回登場したアイテムたちのリンクを貼っておきます。

それでは(^o^)

 

 

 

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