今回ご紹介するギアは、調理器具のカテゴリーにはなるのですが、ある意味焚き火関連のギアでもあります。
Bush Craft Inc.さんから、その名も「たき火フライパン」!!
その名のとおり、もう ”焚き火で使ってくれよ〜” と言わんばかりのギアなんですが、言ってしまえば、ただのフライパンです^_^
しかも、鉄製のなんの飾りっ気もないフライパン笑
でもね〜
焚き火のシーンで使うと、これがまた映えるんですよ(*´∀`*)
そんな焚き火で使うとテンション上がること間違いなし!? のフライパンをご紹介していきますので、どうぞよろしく(^^)
気になる見た目から
上の写真は買ってきたままの状態。
下の写真が内容物の全てです。
中身は至ってシンプルで、フライパン本体、収納ケース、固定用の留めネジ。
とたったこれだけ。 その他、簡単な注意事項が書かれた紙。
鉄製のフライパンですが、純国産であり、工場出荷時に焼入れされているため、シーズニング不要!
つまり買ってすぐに使用できるというのが嬉しいポイント(^^)
ただ、ここでお気づきのアナタ。
そう、このフライパンには取っ手がない!
関西風で言うとそんなアホな〜って話なんですが、これがほんとにないんです^^;
これがこのフライパンのコンセプトでもありまして、取っ手は木の枝などを自分で現地調達し、好きな長さで使用するというブッシュクラフト心をくすぐる一品なのです(^o^)
ちょうどほらこんな感じのイメージ♫
とくべつ便利なギアではないけれど、無骨に焚き火料理を楽しむ。
そんなキャンプらしい考え方こそが、このフライパンの人気の理由なのでしょう(^_^)
ちなみに、付属の収納ケースも麻製のなんでもない袋ですが、無骨な感じでこれまたいいですね♪
たき火フライパンのコンセプトは理解できましたが、取っ手がないこのままの状態ではフライパンとしてあまりに不便^^;
というわけで、実際のセッティング方法について見ていきたいと思います(^^)
使う前の準備を
先ほどのとおり、焚き火で使うくせに取っ手がないのでは料理がしづらくてしょうがないので、まずはその準備を。
とりあえず、今回は山に生えていた木から適当な長さの枝を拝借してきました。
ブッシュクラフトジャパンさんのサイトには、”自由な長さのハンドル(取っ手)を現地調達する”とも書かれていましたが、いざキャンプ場に行って適度な枝が落ちていないと困るので今回は事前に準備^^;
とは言っても、誰かの山に生えている木を無断で切ることは泥棒になるので気をつけてくださいね!
持ち主の了承を得てから枝を切る or 公共の敷地などで必要ないと思われる枝を拾うなどして調達してください(^^)
木を削りながら適度な太さを確認し、ちょうどいい具合になったらフライパン本体に差し込むだけ。
あとは取っ手が抜け落ちないように付属のネジで固定して完成。
2018年1月下旬から差し込み穴は2ヶ所になり、より強固に固定できるようになったとのこと。
また、ネジを持ち合わせていない場合は、木で自作した「木釘(クサビ)」を使って固定することも可能。
時間に余裕があって、よりブッシュクラフトを楽しみたい方は、そんな使い方もいいかもしれませんね(^^)
ただ、私は今までネジで固定せずに使っています。
理由はただ面倒だからですが、これは抜けない程度の太さに調節できていることが前提。
木って時間経過や温度によって中の水分量が変化し、微妙にその太さも変わるので、安全面に配慮するなら、やはりネジで固定することをオススメします(^_^)
今回は、約50cmの長さで取っ手を作ってみました。
ちょっと長すぎるかなぁと思いながらも、焚き火で使用することを考え、少し長めに作成。
以下で実際にキャンプで使用した様子をお伝えしたいと思います(^o^)
いざ焚き火料理!
ついに焚き火の中にフライパンを投入!
取っ手を長めにしたので、ずれ落ちないか心配でしたが、なんとか空のままでも置くことができました。
とりあえず、やってみたかった一品。
たき火フライパンの箱に書かれたイラストどおりのイメージ♪
べつに料理っていうほどではないんですがね笑
味はモチロン美味(´ε` )
お次はハンバーグ。
しかもスーパーで購入したすでに作られたハンバーグ^^;
いや多分これでいいんですよ。
たき火フライパンは難しい料理をするというよりも、無骨にキャンプらしく”焼いて食べる”ギアなんだから^_^ ←個人的な解釈(笑)
何はともあれ、焚き火の雰囲気も手伝ってか、ホントに美味しくいただくことができましたよ(*^^*)
調理後のメンテナンス
とくに難しいメンテナンスが必要なわけではありませんが、調理後はけっこう汚れるものなのでしっかりとお手入れしておきましょう(^^)
まずは油汚れなど目立つものはキッチンペーパーなどで拭き取る。
焚き火で使ったこともあり、フライパンの裏面もスス汚れがひどいのできれいにします。
さらに、スポンジを使って洗い流しながら汚れを取る。
ちなみに「鉄製の鍋やフライパンには洗剤を使うな!」というのは、よく言われる一般論ですが、私はきっぱり洗剤を使います。
だって汚れがとれないもん!
それが一番の理由ですが、鉄製品を錆びさせないために大事とされる皮膜は、洗剤ごときでは簡単に落ちることはない。という解釈もあるためです。
今回は、そのことについての深い話は避けますが、中途半端な水洗いで汚れを残したままにするくらいなら、洗剤を使ってきれいにしたほうがいいと考えています。
あと、熱いままのフライパンに水をかけて急冷却すると、ヒビ割れのおそれがあるらしいのでご注意ください。
あとは火にかけてしっかりと乾燥させた後、油を馴染ませてシーズニング完了!
ここでのポイントは水気が完全に無くなり、鉄が青っぽくなるくらいまで加熱すること。
今回、シーズニングにオリーブ油を使用していますが、じつはサラダ油のほうがいいのでは!?なんて説もあるらしく...
それについては別の機会に検証してみたいと思うので、ぜひよろしくお願いしますm(_ _)m
シーズニング後のフライパンはこんな感じ。
ちなみに、今回は汚れを完全に取り切れていない状態でシーズニングをしましたが、本来は重曹を使う、もしくはひどい場合はヘラなどでこすり落とすなどしたほうがよいかと思います。
これからもっと使い込んでいくと、いい味出そうですね〜(^_^)
焚き火×たき火フライパン。その魅力に取り憑かれること間違いなし!
たまにはこんな風に料理するのもアリじゃないですか(^^)!?
きちんと加工されたフライパンに比べれば、けっして扱いやすいわけではないし、取っ手もない笑
だけど、焚き火にぶっ込んで料理するこのフライパンには、不思議と魅力を感じるんです(*´ω`*)
シーズニングが必要なぶん少々手間はかかりますが、フライパンを育てていく楽しみもありますしね♪
鉄製の調理器具は、うまくお手入れしながら付き合っていくと一生モノです。
じつは、今回ご紹介したたき火フライパンの他に「深め」というものもあります。
その名のとおり、深型のフライパンで、煮込み料理などもされる方はこちらのタイプもいいかもですね(^^)
キャンプ料理がより楽しくなる♫
そんなギミックが詰め込まれたフライパン。
ぜひ一度検討してみては!?