今回ご紹介する「ハイパー氷点下クーラー」は、私も長く愛用してきたクーラーボックスです。
キャンプブームが続く昨今、クーラーボックスについても多くのメーカーから販売され、一昔前に比べると商品選びに困っちゃうほど( ̄∀ ̄)
ギアの選択肢が増えるのはいいことですが、あまりに多いと逆に悩んじゃいますよね!?
その点、ロゴスのハイパー氷点下クーラーについては、発売からけっこう経ちますが、いまだに知名度高いんじゃないでしょうか(^^)?
それだけ評価が高いギアと認識していますが、実際に使ってみた視点から良い点・イマイチな点についてズバッとレビューしていこうと思うので、どうぞご覧ください( ^ω^ )
目次
使ってるのはコレ
ロゴスのハイパー氷点下クーラーには、M・SL・L・XLの4サイズが展開されています。(2022年9月現在)
その他にも、クーラーボックス本体の表面が都会的な質感に改良されたモデルや持ち運びが楽なコマ付きのモデルなどもありますが、今回ご紹介するのは最もスタンダードなモデル。
私が使ってるのは、上の写真にあるXLサイズ。
だいぶ使い込んでるので傷だらけですが(^^;)
【主なスペック】
サイズ | 幅43×奥行35×高さ35cm(外寸) 幅41×奥行31.5cm×高さ31cm(内寸) |
収納時のサイズ | 縦44cm×横12.5cm×高さ35cm |
容量 | 40L |
重量 | 1.95kg |
ハイパー氷点下クーラーにはサイズ展開が4種類あり、どれを選ぶか悩ましいところですが、個人的にはXLをおすすめします!
容量は、XLが40L、Lが20Lとなっており、食材+飲み物を入れたいなら、Lだとちょっと物足りないなぁ〜という印象(o_o)
ソロキャンプや冷やしたいものが少ない、できるだけコンパクトな方がいい!という方はLでもいいかと思います。
このあたりは、その人の使い方しだいって感じ。
ショップでもよく見かけるコールマンのスチールベルトが約51Lなので、参考にしていただければ^_^
良かったとこ
保冷力は高め!?
当然、クーラーボックスで最も重要なのが保冷力!
頑丈なハードタイプのクーラーボックスに比べ、外側が柔らかい素材でできてるソフトタイプのクーラーボックスは、保冷力という点において、不利だと認識しています。
しかし、ハイパー氷点下クーラーについては、これまで使ってきた印象だと、保冷力高めな感じ。
もちろん、各種メーカーから販売されているクーラーボックスを事細かく比較したわけではないけれど、フィールドで使ってきた感じだと、中に入れてる氷の持ち時間が長いなと。
保冷力で面白いのが、「ハイパー氷点下クーラーでアイスクリームが長時間保存可能」という実験結果をロゴスが公表しています^_^
具体的には、上の写真のように同社の保冷剤である「氷点下パック」を2つ使用し、アイスクリームを挟み込むようにハイパー氷点下クーラーに入れておくと、アイスクリームが溶けない状態で長時間保存できるというもの。
各種サイズにおいて、XLサイズ→7時間、 SLサイズ→10時間、Lサイズ→11時間、Mサイズ→13時間 もの間、アイスクリームが溶けない状態で保存できるらしいです。
これ、実際に自宅でやってみました!
購入したときからずっと「ほんまかい?」と思ってたので笑
その様子がコチラ↓
まず、実験にあたって準備したのは、ハイパー氷点下クーラーの他、底上げ用のユニフレーム「フィールドラック」、ロゴス「倍速凍結・氷点下パックL」×2、バニラアイス×2 です。
公式サイトの実験でも、同じくロゴスの保冷剤を2つ使用しています。
アイスの溶け具合を確認しやすいよう、内側のフィルムを剥がし、1つは保冷剤の上に置き(A)、もう1つは2つの保冷剤に挟み込むようにセッティング(B)。
Bは、ロゴス公式サイトと同じような実験方法ですね(^^)
①実験スタート
まだまだ残暑を感じる9月15日 時刻は9時30分。
玄関先なので屋根はあるものの、気温は30℃と保冷力の実験にはまずまずといった環境。
先ほどのセッティング状態のままクーラーボックスに入れ、フタをしっかりと閉めて放置し、アイスクリームの経過をみていくこととします(^ ^)
まずは、1時間経過した時点で様子見。
Aのアイスクリームは端っこが少し柔らかくなっていましたが、Bのアイスクリームは実験開始時の状態のまま。
それより、外気温30℃と同じだったクーラーボックス内が6℃まで低下していたことに驚きです( ゚д゚)
1時間ごとに確認するのはさすがに忙しいので、この後は2時間おきに様子を見ていくこととします。
早くもクーラーボックス内は13℃まで上昇。
それに伴い、Aのアイスクリームはどろどろの状態に( ; ; )
かろうじて、真ん中には固形の部分も残っていましたが、アイスとして美味しく食べられる状態は過ぎてしまった様子。
太陽の位置が高くなり、クーラーボックスに陽射しが当たり始めたが、ボックス内の温度はなんとか14℃をキープ。
Aのアイスクリームは完全に溶けてしまい、全てドロドロの液状に。
アイスの量が少なくなってるのは、確認するときにこぼしてしまったから(^_^;)笑
Bのアイスクリームは、2時間前と比べてさらに周りが柔らかくなったと感じるものの、まだカップアイスの形をとどめている!
この時点では、スプーンですくって食べても、アイスクリームとしてまだ成立する感じです(^^)
⑤開始7時間後
ついに夕方となってきた頃、クーラーボックス内は一気に24℃まで上昇。
もはやクーラーボックスとしては機能していないレベルになってしまいました(°_°)
言うまでもないですが、Aのアイスは変わらず液状。
Bのアイスもかなり溶けてきたようで、カップの横を少し押すとグニャ〜って感じ^^;
それでも真ん中の部分は、スプーンで食べられるくらいの状態でした。
⑥開始9時間後
さっきの時点でやめてもいいかなぁ〜と思いながら、あと2時間だけ追加で頑張りました笑
クーラーボックス内の温度が2時間前より2℃低くなってるのは、おそらく周りの気温が下がったからでしょう。
この時点で、A・B2つのアイスクリームは、ほぼ同じような液状の状態に。
どうやら、保冷剤として入れていた氷点下パックの中身も溶けてしまい、ほとんど効果がなくなってるようでした。
ここで実験終了!
※今回の実験に使用した2つのアイスクリームは、もう一度凍らして食べました。
今回の実験でたどり着いた結論=ほぼメーカーが掲げているとおりの保冷力は期待できる
ということです!
XLサイズのハイパー氷点下クーラーの場合、「氷点下パック使用でアイスクリームが約7時間保存可能」と書かれていましたからね^ - ^
いや〜なんかよかったです(^ ^)
正直、最初は疑ってた部分もあったので笑
ロゴスさんすみませんm(._.)m
ただ、キャンプでアイスクリームを食べたいがために、わざわざ保冷剤でサンドイッチするシチュエーションなんて無いとは思いますが(^_^;)
ここで大切なのは、「冷やしたいものがある場合、保冷剤は上下に配置する方が効果がある」ということです。
これに関しては、先ほどの実験結果から、AとBのアイスクリームの溶け方の差を見ると歴然ですね。
ちなみに、ハイパー氷点下クーラーには、このようなホルダーが装備されており、上部にも保冷剤を配置しやすくなっています♪
さて、話が長くなったのでもう一度結論ですが、
保冷力はメーカー公表と同じくらいのレベルが期待できる(ソフトクーラーとしては保冷力高め)
が答えですっ!
適度な容量とメンテナンスが容易な構造
X Lというサイズを今まで使ってきて、クーラーボックスの大きさとしては絶妙。
ソロキャンプや息子と2人でキャンプなんてときは、少々持て余す感がありますが、ちょっと食材が多めになっても入るという安心感♪
2Lのペットボトルも立てた状態で入るのは嬉しいポイント^_^
また、もしも中身を洗いたいという場合、内側のインナーカバーのみを外せる構造。
インナーカバーはマジックテープでくっついているので、簡単に着脱ができます。
イマイチなところ
良くも悪くも色がシルバー
最近の傾向として、クーラーボックスまでサンドカラーやカーキ系が増えましたよね!?
実際、そっち系のカラーリングの方が、たしかにサイトに馴染みます。
しかし、ハイパー氷点下クーラーのボディーは、めっちゃシルバー!
わりとはっきりとしたシルバー色です^^;
なんかこう、宇宙っぽさは感じはしますけどね笑
いちおーこれには太陽光を反射し、保冷力を高めるという意味があるみたい。
自分的には慣れてくるだろうと思いますが、シルバーが嫌という方にはちょっと厳しいかも...
蓋のファスナーが開閉しづらい
使ってる中でけっこう感じてきたのが、ファスナーの開け閉めがしにくいということ。
クーラーボックスの蓋って、モノを出し入れする際に毎回触る部分なので、けっこう大事なポイントだったりします(^^)
ハイパー氷点下クーラーの蓋って、なんとなくファスナーの滑りが悪いというか、途中で引っかかりを感じることが多かったんですね。
そこで、ファスナーのツマミ部分に、余ってたアクセサリーコードを付けてみることに。
これが意外と効果ありで、蓋の開け閉めがかなりしやすくなりました(o^^o)
コンパクトになる機能はいらないかも(-。-;
これはロゴス公式サイトでもアピールされている機能で、クーラーボックスとして使わない時はコンパクトに折りたたんで収納できるというもの。
実際、このようにすることで小さくたたむことができます。
使用時と比べると、かなりコンパクトになっており、その分厚さは1/3くらい。
ただ、この機能、個人的には必要ないかなぁと感じています。
使うたびにファスナーを開けて広げ、家に帰ったらまたたたむ。って作業自体がぶっちゃけ面倒だし、よほど収納場所に困ってる場合を除いて、とくに要らない機能かなぁと。
まあ、あって困ることもないですがね^^;笑
本体の底が結露する
個人的にはこれが最も気になる点。
どういうことかって言うと、私の場合、保冷剤と併用してスーパーに置いてる無料の氷を使うことが多いんです。
ほら、ビールとかはキンキンに冷やして飲みたいでしょ!?笑
それには、缶ビールを直接氷の中に埋もれさせるのが手っ取り早いんですよ(^o^)
ただこれをすると、やがて氷が溶け出すとともに、クーラーボックスの底もキンキンになるためか、底が結露でびちょびちょになっちゃうんですよね〜
これまで何度やっても同じようになるし、これについてはある程度諦めるしかないという現状。
ハードタイプのクーラーボックスでは起こらない現象なんですが...
ただ結露するだけなら大きな問題ではありませんが、底が濡れてることに気づかないまま適当な場所に乗せてしまい、車や他のギアを濡らしてしまった経験も(>_<)
これに対しては、キャンプの帰りは、車の乗せる前に氷水を捨て、クーラーボックスの底を拭いてから乗せる or 多少濡れても大丈夫な場所にクーラーボックスを乗せるといった配慮が必要です。
保冷力高めのソフトクーラーは、キャンプの強い味方!
ちょっと辛口評価的なところもありましたが、やっぱ正直にいきたいので(^。^)
ちょっと気になる点もあるものの、その保冷力はさすが!といったところ。
お値段やや高め、本体のカラーなどデザイン的に尖った部分もありますが、そこを納得できるなら優秀なクーラーボックスだと思います。
最後に、併せてお伝えしたいのが、ぜひ保冷剤もこだわってください!
私は同じくロゴスの「倍速凍結・氷点下パックL」を2個所有していますが、他のクーラーボックスを使うときも、この保冷剤は愛用しています。
ハイパー氷点下クーラーXLだと、氷点下パックLが2つでちょうどいい感じ♪
クーラーボックスの性能を引き出すには、優秀な保冷剤が不可欠です(^_^)
ロゴスが自信を持ってプッシュするソフトクーラー!
少しずつ涼しくなってきそうな今日この頃ですが、ぜひ一度ご検討ください( ^∀^)