野性味溢れる温泉近くのフリーサイト。田辺川湯キャンプ場
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今回は久々にキャンプ場のご紹介。

和歌山県の有名な「川湯温泉」の近くにあるキャンプ場で、場内は全面フリーサイトとなっています♪

 

川湯温泉といえば、川原を掘ったところに湧き出る仙人風呂が有名な場所!

温泉については後ほどご紹介するとして、サイトの様子を中心にキャンプ場の中身を見ていきましょう(^^)

 

あっ!
キャンプ場の名前に「川湯」とついていますが、当キャンプ場には温泉やシャワー施設は無いので予めご注意くださいm(_ _)m

基本情報

住所 和歌山県田辺市本宮町川湯1288
電話番号 0735−42−1168
営業期間 通年営業
サイト フリーサイト(芝生サイトは芝生、川原サイトは砂利と土)
料金
(人数+車単位)

大人(中学生以上)1200円、子ども700円

+車1台700円、バイク1台200円必要(全長7m以上のキャンピングカーは別途料金必要)

INOUT 8時〜翌12時
設備 トイレ2ヶ所、炊事場3ヶ所
その他

車の乗り入れ可(但し芝生サイトは乗り入れ不可)

ゴミ捨て可

薪の販売あり(針葉樹1束900円、広葉樹1束1500円)

ペットOK

直火OK(但し、川原サイトのみ)

AC電源なし

 

POINT
2023年4月から料金システムが変更となっています。
端的に言うと値上がりとなったのですが、これからご紹介する内容については新料金変更後のものです。

通年営業となっていますが天候によっては臨時休業となる場合があるそうなので、心配な方は事前連絡をお願いします。

川のすぐ側のキャンプ場なので、大雨で増水した場合などは危険が伴うことから休業するということでしょう。

 

また場内はフリーサイトとなっており、予約は受け付けていないので人気の場所は先着順!

朝8時からチェックイン可能というのは嬉しいポイントですが、逆に言うと良い場所を確保したければ早く到着する必要があるという側面も、、、

INOUTの幅に余裕があるのは嬉しいですね(^。^)

 

キャンプ場内は横長って感じでかなり広く、設営場所によってはトイレ2ヶ所はちょって不足気味かなといった感じ。

炊事場は3ヶ所ですがその内2つの炊事場が近くに位置するので、これまた場内端っこからだとわりと不便(*_*)

 

場内の大部分を占める川原サイトは車の乗り入れ可能ですが、芝生サイトは乗り入れ不可となっており、駐車場から荷物を運ぶ必要があるのでご注意を!

 

この写真は針葉樹の薪ですが、針葉樹・広葉樹ともに価格設定はやや高めかなぁと...

 

薪の他に「ファットウッド」なんてのも販売されておりこの日は思わず購入(笑)

ファットウッドというのは松の木から松脂(マツヤニ)を多く含んだ部分のみを削り出しもので、言わば天然の着火剤ですね(^^)

大きさも大小様々で値段も違い、それほど高くないので興味ある方はぜひお試しを♫

 

川原サイトについては直火OKらしく、今どき珍しいなぁと思いました。

アクセス

どこからアクセスするかによりますが、キャンプ場の立地を考えると奈良県の十津川村を抜けて行く人が多いでしょうか。

十津川のキャンプ場については過去にも当サイトでご紹介しており、所々に細い道もあるので車の対向にはご注意ください。

 

道中となる十津川村内には見どころもたくさんあり、寄り道のしすぎには注意です^^;笑

 

日本一長い吊り橋「谷瀬の吊り橋」はあまりにも有名ですし、温泉も多く点在しており、「湯泉地温泉」「十津川温泉」はほんとにいい温泉♪

行きしなに観光するとキャンプの時間が無くなってしまいそうなので、帰りに寄るというのもありですね(^ ^)

 

十津川村を抜けて和歌山県本宮市内に入ると道は広く、運転の心配はないかと思います。

 

キャンプ場の手前には橋があり、ここを渡ると到着!

管理棟前のゲートをくぐり、駐車場にいったん車を停めてから受付をします。

 

管理棟は売店を兼ねており、先ほどご紹介した薪の他にも地元の野菜や卵も販売しています。

 

卵は殻がちょっと緑色っぽくて珍しかったので思わず購入^ ^

味が分かるほどグルメではありませんが、ゆで卵にして食べてみると身がしっかりとした感じでした。

1個150円となかなかのお値段で数にも限りがありますが、ご興味のある方はぜひお試しを!

サイト

出典:田辺川湯キャンプ場

 

こちらがキャンプ場内の全体図。

これだけを見ると小さく感じるかもですが、実際のキャンプ場の敷地はかなり広いです!

 

種類としては大きく分けると、芝生サイトと川原サイトの2つ。

さらに川原サイトは上段と下段に分かれます。

 

全てのサイトがフリーサイト扱いとなっているので、利用者の数にもよりますがサイトを広く使って設営することが可能!

 

それでは芝生サイトから順にご紹介していきたいと思います(^。^)

芝生サイト

管理棟でチェックインを済ませ、奥へ続く道を進むと間もなく左手に芝生サイトが見えてきます。

 

芝生サイトで注意すべきなのがサイト内へ車の乗り入れができないということ。

写真をご覧のように駐車場はサイトのすぐ横にありますが、設営場所との距離によってはけっこう辛いかと(~_~;)

 

 

サイトの動画

 

フリーサイトで広さはそこそこって感じ。

公式サイトには約30張りとなっており、うまく詰めれば実際それくらいの数は設営可能でしょう。

 

地面は芝生となっており、この日は雨が降った後ということもありますが所々に土が露出した場所や水はけが悪い場所もありました。

 

このサイトのメリットとしては炊事場とゴミ捨て場がサイト内にあり、メインのトイレも近いので便利ということ。

あと使うことは少ないかもですが、釜炊きをするようなコンロ施設が2ヶ所あります。

 

サイトと川は近いのですが木が生えていたり、サイトと川に段差があるせいで川を眺めながらキャンプというのは厳しいです。

川は見えなくてもいい、それよりも便利で地面が柔らかく寝心地がいいのを望むという人向けのサイトかと思います。

川原サイト(上段)

芝生サイトを横目にさらに奥へ進むと開けた場所に出ますが、そこからが川原サイト。

今からご紹介する川原サイトは上段・下段ともに車の乗り入れが可能となっています!

 

 

サイトの動画

 

まずは川原サイト上段に入ってすぐ左手前の様子。

明確に道があるわけではないですが、なんとなく真ん中あたりを車の通路として左右にテントを張る感じです。

 

ここはそれほど広いわけではありませんが、きれいなトイレが近いことと芝生サイト内の炊事場も近いことからけっこう人気がある印象でした。

 

少し奥へ行くと上段と下段の分かれ道が出てきます。

ここから先は奥へとかなり広いですが、この分岐点以外で上段と下段どうしの車の行き来はできません。

 

 

サイトの動画

 

先ほどの分岐から奥へ進んでいくと、かなり細長くサイトは続きます。

 

写真では少し分かりづらいですが手前から向かって左手が車の通路となっており、そこを避けて右手にテントを設営します。

地面は砂利となっており、川原サイト全体に言えることですがペグ打ちはけっこう固いです!

 

川原サイトの上段は川との距離感はありますが、少し高台になってるので見晴らしはけっこう良いと思います(^_^)

 

中央あたりにトイレと炊事場がありますが、ここのトイレは仮設トイレ的な感じなのでクオリティーはそれなり(-。-; ←後ほど詳しく紹介

 

川原サイトの上段と下段を横から見るとこんな感じで柵が立てられており、両サイトは明確に分かれています。

サイトどうしの段差はけっこう高く、どこからでも行き来できるわけではありませんが、歩いての通路が2ヶ所あるので下段から上段のトイレや炊事場へ行くことは可能。

川原サイト(下段)

個人的に雰囲気があって1番オススメなのがこちらのサイトかな(^^)

このサイトは半円を描くような形でかなり広く、公式サイトには上段と合わせてテント約150張りとありましたが、テントの大きさと張り方によってはもっと設営できそうな感じ。

 

先ほどの川原サイト(上段)との分かれ道を下りていくのが行きやすいですが、管理棟前の駐車場からアクセスする方法もあります。

結局は下の川原でつながっていますがサイトとしてはあまりに広いため、以下では ①管理棟下のエリア ②上段前のエリア としてご紹介していきます。

 

①管理棟下のエリア

このように駐車場から奥へと進み、橋の下をくぐるかたちで川原へアクセスします。

地面から橋までの高さは5mくらい?ありそうな感じだったので大抵の車は大丈夫かと^ ^

 

橋をくぐるとかなり鋭角に曲がって坂道を下りますが、けっこう幅が狭いのでここは慎重に!!

ちなみに管理棟下のエリアに関しては4WD車のみ進入可能とのこと!

もし川原まで行ってスタックしても自己責任とのことなのでご注意下さい。

 

 

サイトの動画

 

ご覧のようにこのエリアだけでもけっこうな広さがあります。

サイトに下って左手の方は盛り土がされていましたが、右手の方は川原すぐ近くの雰囲気を楽しめると思います♪

 

ただし川原サイト(下段)に関して、水際2〜3mテントの設営禁止となっていますのでルールに従ってくださいね!

まあ、そこまでギリギリで設営する必要もないかと思いますが、増水時における安全対策のために守るべきだと思います^_^

 

地面は硬めの砂利。

個人的には全然大丈夫ですが、寝心地が気になる方は厚手のマット or コットがあると安心かも。

 

②上段前のエリア

ややこしくて申し訳ないですが、もう一度川原サイト(上段)への道順に戻って上段・下段の分岐を左に行ったところが上の写真。

さらにここで管理棟下のエリアへ繋がる道もありますが、この先は同じく4WD車のみ進入可能となってるので注意してください。

 

これからご紹介する上段前のエリアについては、奥の方を除いて2輪駆動の車も進入することができます。

 

このエリアに入ると注意すべきなのが通路と設営スペースの関係。

ちょっと分かりにくいのですが、よ〜く見ると地面にはロープがあり通路を挟んで両サイドが設営スペースとなっています。

要は通路にははみ出さないように設営してくださいね!ってこと(^-^)

 

また通路はぐるっと回るように一方通行になってる点にも注意が必要!

 

 

サイトの動画

 

川の近くという雰囲気も楽しめ、周りも開けた明るいサイトです♪

通路を避けるとなるとある程度の配慮が必要ですが、サイトを横長に使うとテント×タープみたいな贅沢な設営も可能( ´∀`)

 

水際近くは設営禁止とご紹介しましたが、そもそも水際は石がゴロゴロしてて設営はできないかと(^_^;)

 

サイトの前を流れる川は浅瀬となっており、子どもを遊ばせるのも安心。

ただし向こう岸近くは川の流れが速くなっているので、くれぐれも目を離さないように注意してくださいね!

 

また川原サイトに関しては直火OKとなっています。

私は焚き火台を使用する派ですが、今どき珍しい貴重な場所ですね^_^

 

 

サイトの動画

 

一方通行の通路を奥に進んで行くと、またまた4WD車のみ進入可能となっているゾーンが!

砂が深くなってる所があり、スタックの危険性があるため4WD車のみOKとなってるのでしょうね。

 

ここまでくるとかなり人も少なくなりプライベート感もたっぷりですが、トイレや炊事場は遠くなるのでそこを妥協できる方には良いかも!

設備

トイレ

トイレは場内に2ヶ所。

場内の広さを考えると正直少ないかなぁと、、、

2つのトイレのクオリティーはけっこう差がありますので、案外サイト選びのポイントになるかも!?

 

①芝生サイト前のトイレ

こちらは場内道路を挟んで芝生サイトの前にあるトイレ。

きれいさを取るなら断然こっちがオススメ!
洋式トイレはウォシュレット付きでした。

 

実際、このトイレの近くから場所取りされてる方が多い印象でしたね。


 

②川原サイト(上段)のトイレ

こっちは川原サイト(上段)のやや奥にあるトイレ。

写真から分かるように仮設トイレです。

トイレットペーパーはありましたが、妥協できる人じゃないとちょっと抵抗あるかなぁと〜いう感じ^^;

 

サイトとしては川原サイトの方が雰囲気いいですが、直近となるトイレのクオリティーが下がるのは悩みどころかも。。。

炊事場

炊事場は全部で3ヶ所で、設備的にはどれも差がない感じです。

ただし、川原サイト(下段)からはどの炊事場も遠く、設営場所選びのポイントになってくるかも。

 

①芝生サイト前の炊事場

芝生サイト前のトイレのすぐ横にある炊事場。

きれいに整備されており、使用には申し分ない感じ♪

利用料金200円の洗濯機もありました。使ってませんが笑


 

②芝生サイトの炊事場

こちらはちょっと小さめですが使用には充分です。

芝生サイトだけでなく、場所によっては川原サイトからも使いやすい位置。


 

③川原サイト(上段)の炊事場

ここも小さめですが、屋根もちゃんとあるし炊事場としては充分。

コンロ

芝生サイトだけですが、このような釜が2ヶ所あります。

自由に使ってOKらしいので直火料理を楽しみたい方にはいいかも♪

ゴミ捨て場

ゴミ捨て場は意外と多く、場内に3ヶ所あります。

たくさんあると、帰りの際に捨てやすいので地味に嬉しいですね(^^)

 

どれも同じようなゴミ捨て場ですが、キャンプ場のルールに従ってゴミの分別をお願いします。

またこちらのキャンプ場は灰を捨てる場所が無いので、焚き火で出た炭や灰は完全に消火した後、袋に入れて捨ててくださいね^ ^

ここまで来たなら立ち寄ってみたい『川湯温泉』

冒頭でもちらっと触れた「川湯温泉」について。

川原を掘ればお湯が湧き、川原で温泉に浸かるという非日常的な体験ができる珍しい場所です(^。^)

 

ただし地元の方に聞いたところ、一から川原を掘って温泉を作るのは数時間かかるとのこと(^◇^;)

子連れキャンパーの私にそんな余裕はないし〜と諦めようとしていたとき、「年中入れるあらかじめ作られた露天風呂があるよ」との情報を入手!

以下ではその露天風呂の様子をご紹介します。

 

また、12月〜2月の冬期は人工的に作られた「仙人風呂」という大露天風呂が期間限定で利用できるので、この期間を狙っていくのもオススメですね(^ ^)

 

こちらが川湯温泉の駐車場。
駐車料金は無料でした。

ここから向かう露天風呂はほんとに川原の中にあり、人目につくので水着を着用するのがマナーとなっています!

 

駐車場から露天風呂までは少し距離があり、歩いて向かう必要があります。

時間にして大体10分くらいは歩いたかな?

 

温泉もいいですが川の水もかなり綺麗です^ - ^

気温の高い時期であれば、川遊びも併せて楽しめるでしょう♪

 

露天風呂は川の向こう岸にあるので橋を渡ります。

橋の上から見える露天風呂に期待が高まる(o^^o)

 

最後に川へ下る階段が狭く、少し急なのでケガをしないようご注意を!

川へ下りるとすぐに露天風呂が登場!!

 

 

お風呂はこんな感じ。

どうやら名前は「薬師の湯」という名前らしい^ ^

 

この写真を見るとお湯が少ないですが、じつは私が利用したときがちょうどお風呂掃除の直後でして、、、

どうやらお風呂の清潔さを保つため、担当の方が定期的に掃除をしてくれているそう。

ただし掃除の時はお湯を抜くので、新たにお湯が溜まるまでそれなりの時間がかかります。

 

偶然にもそのタイミングとバッティングしてしまいまして笑

まあ、お風呂は綺麗だったので良かったですが(^^)v

 

利用のポイントとして、お湯は自動で注がれますがなかなかの熱湯なので、湯加減をみながら水中ポンプのスイッチを入れて水を混ぜることです。

 

ちなみに風呂の前にはちょっとした目隠しがありますが、やはり対岸からけっこう見えてしまうのでお風呂に入る側としても配慮しましょう(^。^)

お風呂の前の川もいい感じ♪

 

川原のお風呂はいいけど、ちょっとハードルが高いなぁ〜という方にはすぐ近くに公衆浴場もあります!

昔ながらのこじんまりとした浴場ですが、料金も安いのでぜひ一度。

営業時間 6時30分〜20時00分(受付は19時30分まで)
定休日 火曜日
料金 大人(中学生以上)300円、子ども200円、幼児80円

熊野本宮大社も

キャンプ場からも近い熊野本宮大社は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を構成する1つでもあり、蘇りの聖地ともされるスポット。

とても歴史ある場所なので、お時間のある方はぜひお立ち寄りを(^ ^)

 

 

まとめ

アクセス
2
料金
4
設備
3
景観・総合
3.5

 

和歌山近辺にお住まいの方はいいのですが、多くの方にとってはけっこうな距離の山道を走らなければならないので、アクセス面はやはりネックかと。

まあ観光がてらそれも含めて楽しめれば苦ではないかもですがね(^^)

 

料金が値上がりしたのは残念ですが、それでも安い部類だと思います。

とくにソロや少人数での利用であれば、格安キャンプ場のカテゴリーに入りますよね( ^ω^ )

 

設備面はトイレが少なく、1つが仮設トイレというのが少し気になるところ、、、

 

 

設備に関しては期待しすぎず、むしろ川原で開放感のあるキャンプがしたい!って方にはオススメできるキャンプ場です^_^

先ほどご紹介した温泉や神社など、観光×キャンプみたいなスタンスがいいかもですね♫

 

和歌山名物「川湯温泉」近くのキャンプ場へぜひ一度( ^∀^)

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